Story of ”Red lipstick”​

 

「１本の赤い口紅」が開いた、新しい世界　

 

デザイナーという夢を追いかけた某ファッション専門学校在学中、

メイクアップアーティストのアシスタントに就いたことが​きっかけでした。

小児病棟や介護施設でのメイクボランティアに参加していたころに

口紅を塗っただけで、

「少女はまるで大人のように」

「おばあちゃんはまるで少女のように」

​

”ただ、口紅を塗っただけ”で

こんなにも誰かを笑顔にできる、という感動を体験。

​

そのなかで、ある赤い口紅を塗るといつも

結婚した時のエピソードや子どもたちと過ごした日々の思い出を

とても詳しく話してくれる女性と出逢い、

​

記憶や表情を失っていく病を患っているはずの彼女の時間が

​

「お化粧をした時だけ、戻る」

という経験をしたときにお化粧の今までの認識を超えた可能性を感じ

​メイクアップアーティストとしてのキャリアをスタート。

​​

「いつか、ずっと時間が過ぎていったとしても、

この口紅を塗った大切な日を思い出して」

もらえるような、

そんなお化粧を提供し続けたいと願っています。